緑内障への治療薬として

幾つかの研究により、マリファナの摂取が眼圧の低下をもたらすことが示されている。緑内障の原因として眼圧の上昇による視神経の損傷が挙げられており、これらの研究発表により多くの人がマリファナ摂取を用いた眼圧の低下が緑内障の治療法になると考えた。1970年代にアメリカ合衆国で行われた研究は、マリファナの喫煙時に眼圧が低下することを示した。[11]マリファナもしくはマリファナから抽出された薬物が緑内障治療としての効果を持つか否かを解明する試みの一環として、1978年から1984年にかけてアメリカ国立眼科研究所は調査研究を助成した。それらの研究において経口的もしくは経静脈的に投与された時、もしくは、喫煙をした時に、マリファナの派生物は眼圧を低下させることが証明された。[12]しかし、目への局部投与ではそれは証明されず、また、市場で流通するその他の治療薬に比べて安全にかつ有効的に眼圧を低下させるかについても証明されなかった。2003年、アメリカ眼科学会(American Academy of Ophthalmology)は「現在利用でき得る薬物に比べて、緑内障治療の為にマリファナ使用することによる軽減されるリスク、及び、増大する恩恵の証明を科学的な証拠は示さなかった」との声明をだしている。[11]